タイといえばゾウでしょ



 タイの動物といったら、大多数の人が「ゾウ」を思い浮かべるのではないでしょうか。
日本の童謡にも歌われたゾウは今でも動物園の人気者(物?)ですよね。
以前はジャングルで木材の運搬をしていましたが、今は伐採が禁止されているので、タイの王室行事に使われたり山岳地帯の荷物の運搬以外は、観光客に芸を見せたり人を乗せたりしているようです。

 バンコクの北にあるアユタヤへ行った時、初めてゾウに乗った。
近くで見るゾウは・・・やっぱり大きい・・・。
ゾウの背中にくくりつけたベンチはけっこう安定性があり、怖くはない。
車道を歩くとき観光客が連れて来た犬が怯えて吠えても、車が横をと通っても、動じることもなく「さすが大物!」。
20分ぐらいだったけど、平らなところを歩いていたので揺れないし、ゾウの背中から見る景色は目線が高くなるので見晴らしが良く、気持ちいい。

 途中で写真を撮られて、帰りに売りつけるという観光地のお決まり商法があり、私たちも写真を撮られたけど別に欲しくなかったので、やけにポ−ズを決めているゾウ使いのお兄さんの後ろで、「ふん!」とそッぽを向いていた。
でも、自分たちがゾウに乗っている写真は自分たちじゃ撮れないんだもん、やっぱり買ってしまいました。
私もゾウ使いのお兄さんに負けずにポ−ズを決めておけばよかった・・・・・その写真の主役はもちろんゾウ使いのお兄さん。
教訓:こういう時は買う買わないに関わらず、とっておきの笑顔を!!

 一仕事終わったゾウは水を飲みながら身体を洗ってもらっている。
暑い日だったので気持ちよさそう・・・。
ゾウの世話をしているゾウ使いの人達を見ているとゾウへの愛情が伝わってくる。
ゾウ使いの人達はゾウと寝食を共にして調教しているからこそ信頼関係を築けるのでしょうね。

 

 こちらはタイの南、タイ湾にあるリゾ−ト地サムイ島のエレファント・トッレッキング。
ちょうど、欧米人観光客のグル−プがトレッキングから戻ってきてゾウから降りているところ。
ゾウの背中にくくりつけてあるベンチへは高床式の建物のようなところから乗り降りする。

 ゾウに乗ってジャングルトレッキングをする前にゾウの芸を見学。
どのゾウもゾウ使いの言う事を良く聞いて、「材木運びの実演」や 「おすわり」などをこなしていく。
おとなしいと言われているタイのゾウでもオスは気が荒いのでメスだけを調教しているらしい。
心なしかどのゾウも女性らしくやさしい顔をしている気がする。


 ゾウはなかなか芸達者。
ここではサッカ−ボ−ルを蹴ったり、人の背中をそっとマッサ−ジしたりという芸を見せてくれたが、チェンマイのエレファント・トレ−ニング・キャンプでは鼻で絵筆を握り絵(?)を描いていた。
出来た絵(?)は、あまりに前衛的(??)すぎて上下の区別もよく解からなかったけど、バンコクの書店ではゾウの描いた絵の画集を売っていたし、見る人によっては芸術なのかも・・・。

    


 いよいよゾウに乗ってジャングルトレッキングの始まり。
ジャングルというだけあって起伏の多いコ−スを歩くので、アユタヤのときよりゾウの背中は揺れる・・・特に坂道を下る時は座っているベンチの肘掛をつかんでいる手に思わず力が入るほど。
特にコンクリ−トの坂道が一部あり、さすがにゾウも歩きにくそうで体が左右に揺れ、それに連動してベンチも左右に。
もしゾウが足を滑らせて転んだら・・・、もしその時ゾウの下敷きになったら・・・、もし・・・が頭の中をぐるぐるして肩にまで力が入ってしまった。

 欧米人観光客のツア−が終わって今日のお仕事は終わりと思ったところに私たちが来たのでゾウの機嫌が悪かった。
ゾウも時間外労働は嫌いらしい・・・。
ゾウ使いのおじさんの言うことを聞かず、おまけにお腹が空いていたのか周りの木の葉を食べ始め、なかなか歩こうとしない。
文字通り「道草を食う」。
帰ってきた後、お礼にゾウ使いのおじさんには「チップ」を、はらぺこのゾウには「バナナを2かご」あげた。
楽しくて、ちょっとドキドキのジャングル・トレッキングをありがとう。
ちなみに今回は記念写真の売りつけはありませんでした。

 


 最近バンコクでも夜時々ゾウが車道の端を歩いている。
初めて見た時は驚いたけど、故郷で仕事がなく生活に困ったゾウとゾウ使いが都会へ出稼ぎに来ているというのをテレビで知って納得。
昼間はさすがに街中を歩けないのでバンコク郊外にいるらしいが、夜になるとバンコクの街を歩き回り、観光客にバナナを売り観光客がそのバナナをゾウに食べさせることで生活しているらしい。
ご主人の赴任でバンコクに来たばかりの友人が電話で「とんでもない所に来ちゃったよぉ。ゾウが外を歩いてるんだもん。」と言ったので、「大丈夫だよ、夜しか歩かないから。」と答えた私。ぜんぜんフォロ−になってない・・・・かな。

 

 

AsianMart−aakaatdii 店主     増田眞由美

TOPへ    長旅の息ぬきへ    前へ    次へ