トイレを流れるものは・・・


 突然ですが、もしお食事中なら食べ終わった後にお読みください。

 とんとん拍子のお引越し」にも書きましたが、香港留学中に住んでいた部屋は3LDKぐらいのアパ−トを7部屋ほどに仕切った内の一部屋でした。
隣の部屋との壁は、少し厚目のベニヤ板にペンキを塗っただけの簡単な物だったうえ、部屋の隅の方は隙間があったので、防音効果などまるで無く、たとえ私が英語放送のテレビを見ていてもお隣のテレビの広東語に負けてしまうことも度々。
当時、私以外の住人は香港人、カップルは一組だけ、他は一人暮らしの女の子ばかりでした。

 ある日、急にトイレの流れが悪くなり、数日後にはほとんど流れなくなってしまいました。
急いで大家さんに電話すると、大家さんのご主人がトイレのカッポン(木の棒の先にゴムで出来たお碗のような物が付いている、正式名は?)と詰まった髪の毛などを溶かす薬の入ったビンを持ってやって来ました。
手馴れた様子でトイレのカッポンをトイレに入れ、数回カッポンカッポンと動かした後、薬を1瓶流し入れ「5時になったら、水を流せ。」と言って帰りました。
残念なことに、それは効果が無かっただけでなく、夜中にトイレからゴボッ!ゴボッ!という不気味な音もするようになり、状況はかえって悪化したようでした。
我家のトイレはシャワ−ル−ムと兼用(便器の上にシャワ−が付いている)のため、シャワ−を使うと便器内に水が入り中の水がドンドン増えてしまうので、ゴミ袋をスッポリとかぶせ、トイレは他の空いている部屋のを使わせてもらいました。

 数日後、修理工が来てトイレの配管を開けたら、配管の中からたくさんの割り箸が出て来たそうです。
驚いた大家さんが「見に来い〜」と呼びに来ましたが、残念ながら(?)私が行った時には既に片付けられた後でした。
大家さんは私に「我家のお隣(Cの部屋)の女の子が、部屋にキッチンが無いにも拘らず料理をしていたからトイレに箸が詰まった。」と説明しました。
確かに、時々隣の部屋からご飯の炊けるいい匂いがして食欲中枢を刺激されました・・・が、
「料理=トイレに割り箸を流す」という公式は成り立たないけどね。
大家さんが隣室のドアをガンガン叩いて文句を言っていたので、箸をトイレに流すという行為は香港でも普通の事ではなさそうです。

大家さんがいくら怒鳴ってもお隣の女の子は知らん振り、大家さんがいなくなった後に彼女のボ−イフレンドがコソコソと帰って行きました。
その後、相変わらずご飯の炊ける匂いはしましたが割り箸はゴミ箱に捨てることにしたのでしょう。トイレが詰まることはありませんでした。

≪トイレ話・おまけ≫
 香港で某中国系百貨店のトイレを利用した時、隣の個室の壁と天井の隙間(30cmぐらい空いていた)から香港人のおばさんに「おねえさん、紙持ってない?」と聞かれ、紙をあげたことがあります。
あまり考えたくない問題ですが、もしトイレに誰も入ってこなかったら、おばさんはどうしていたのでしょうか・・・。
香港ではトイレットペ−パ−がない所が多いので、トイレに行く時は「紙」をお忘れなく!

≪おまけのおまけ≫
タイでは紙が流せないトイレというをよく見かけます。
特に郊外に行くと人力?水洗(トイレにある水桶から自分で水をすくって流す。トイレットペ−パ−は詰まってしまうので隅の籠に捨てる)が多いので、水を流す時は自分の足や服にかからないように気をつけましょう。人力水洗でも結構流れるものです。
使ったペ−パ−を流さないでゴミ箱に捨てるというのは抵抗があると思いますが、詰まって逆流という状況はもっと恐ろしい・・・・ので、ここは現地の習慣に従っておいたほうが良いと思います。


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